


最近、週末の天候不良が続いたことから、久々の活動になりました。本日も最初はセーリングを予定していましたが、あいにくの雨で急きょ勉強会に切り替えました。
ヨットには様々なルールが存在します。ヨットは風に対して真正面に進むことはできず、ある一定の角度を保って走ります。この時、左から風を受けながら進む方法をポートサイド、右から風を受けながら進む方法をスターボードと言います。船は停泊時に左付けするのが一般的で港”Port”にちなんで左舷を前にして走る方法をポートサイドと表現しています。また、左側は赤、右側は緑の舷灯が付いているので、夜でも方向を見分けることができます。実は、飛行機も船の基準に合わせて、翼の左側が赤、右側が緑のライトが付いています。細かくみてみると、ルールにも繋がりがあり、面白いですね。
ここからは、ヨットレースにおけるルールについて紹介します。まず、ヨットレースには様々なコースがありますが、直線状を往復するソーセージ・コースが最もシンプルです。当日の状況に合わせて自分たちでマークブイを風上に、スタートラインを風下に設置します。したがって、往路は風上コース、復路は風下コースとなり、異なる走り方・セーリング技術が問われます。5分前、4分前、1分前、開始時刻の4つのチャイムがあり、5分前からはエンジン禁止、1分前からはスタートラインを超えてはいけないルールがあります。スタート後は、各ヨットが風上に対してポートサイドまたはスターボードを駆使しながらジグザグに進みます。この時、接触する恐れがある際には、スターボードの艇が優先され、ポートサイドの艇は避ける義務が発生します。また、マークブイを回る際は、一般的に左回りでインコースで先に入った艇が優先されます。万が一、ルールから逸脱した場合には、ペナルティとして一旦コースから外れて一回転ないし二回転してからコースに戻ります。船のサイズ・重さ・帆サイズによってハンディキャップ(タイム補正)が課されるので、必ずしも最初にゴールした艇が一番になるとは限りません。実力によって公平にタイムを競うからこそ、どんな艇でも優勝できる可能性があります!
今回の勉強会は、柏崎外洋ヨットクラブの阿部さんと伊比さんにご指導いただきました。ありがとうございました。私たちヨット部では、7月6日(土)柏崎市長杯レースで初めて技大艇での出場を考えています。レース出場を見据えて、これからセーリング練習を行っていきたいと思います。
帰り際に、近くで開催されている「えんま市」を散策しました。今日来てくれた留学生にとっては日本で初めてのお祭で、物珍しそうに日本食や文化を楽しんでいる様子でした。
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