2024年5月19日 みんなでヨットの構造を勉強しました!


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 急遽、出航することが出来なくなったため、ヨットの構造や出航手順について皆で勉強を行いました。出航時には、細かい手順が決まっています。
 モーターボートはエンジンが外側に付いているため、直接プロペラが繋がっています。一方で、ヨットの場合はエンジンが内側にあるため、エンジンからの動力はシャフトを通じてプロペラを動かします。このプロペラシャフトは船体を貫通していて、そこから海水が流入してしまうため、ある程度流入を抑えつつ、軸の摩耗を減らすようにパッキンの締め具合を調節します。10秒に1滴くらいが目安となります。その次に、エンジンを冷却するための冷却水用コック、エンジンの動力源となるガソリン用コックを開きます。バッテリーの電源を付けてからエンジンを始動すれば、出航準備が整います。
 エンジン走行では、ニュートラルから前進または後進にレバーを倒しますが、クラッチを切ることで誤発進を防止するような機能も付いています。また、技大艇では主にラット(舵輪)を使用していますが、非常時にはティラーに切り替えられます。ティラーは直接ラダーポスト(シャフト)に設置するのに対して、ラットはさらに間に部品を噛ましてステアリングホイールを取り付けています。ラットはティラーに比べると構造が複雑で故障しやすい欠点がありますが、車のハンドルと同じ感覚で操船できて舵が軽いのが大きな利点です。
 ヨットはセーリング技術だけでなく、エンジンやロープワークの知識も必要になります。部には、機械系や電気系、物材料系など様々な専攻の学生が所属しているため、自分が知らないような話も聞けて凄く勉強になります!

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